片側2車線の一般的な幹線道路の場合、大型トラックやバスなどの大型車両の多くは左側の歩道寄りの車線を走っている。大型車両は一般的に車速が遅いとされ、高速道路では左側の走行車線を走るのが相当であり、一般道でもそれが当たり前のように思われている。
しかし、一般道で大型車両と普通乗用車を比べてみると、信号からの発進時こそスピードは遅いが走行スピードは同じである。高速道路と違って交差点だらけであり、左側走行にこだわる必要はないように思える。
このように思ったのも、歩道を歩いていて、大型車両が走って来ると歩行者として恐怖を感じたからである。
左側車線は、スピード制限のある原付バイクや自転車、さらに近年は電動キックボードも走る。要するにトラックや乗用車よりも遅い車両が走る車線になっている。ここに大型車両が走ることは、遅い車両を巻き込む危険性が高いということになる。
ということで、停車、発車を繰り返す路線バス以外の大型車両は、中央寄りの右車線を走ることを提案したい。
中央寄り車線を走れば、歩行者や二輪車を巻き込む危険が減るとともに、大型車両同士が対面してすれちがうことになる。速度を上げた大型車両が対向してきた時、自分たちのが周囲に与えている恐ろしさが実感できるのではないか。それによって速度オーバーをしないようになるのではないか、と期待するのである。
もっとも筆者は,二輪車用の車線を確保すべきだと主張している。自転車、電動キックボードと道路--傾斜部分に透水性アスファルトを流し込むなどの発想の転換を求める - jeyseni's diary (hatenablog.com)(2022/4/22)。街路樹を取り除いてでも,ガードレールを設置してでも,二輪車専用レーンを作るべきだと思っている。ただ,インフラの整備改修なのでお金がかかる。だったら,大型車を中央車線に寄せる方法で二輪車や歩行者の保護をより現実的に図る方法として提案したのである。