jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ひまわり10号の運用が2030年まで延期--つなぎで地上部隊の観測強化とAIを活用した予報への取り組みに期待

【独自】「ひまわり10号」運用開始1年遅れに…気象庁が方針固める 運用始まれば線状降水帯の予測精度が大幅に向上へ(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース (2025/8/22)という今日のニュースには,大変失望した。連日のように各地で豪雨被害が出ている中で,現行のひまわり9号より性能が向上するひまわり10号の打ち上げが,前倒しどころか後ろ倒しになったのが残念で仕方がない。

 それにしても,元々の予定が,2028年度に打ち上げ,2029年度から運用だったという。原因は「製作の遅れ」だというのだが,逆に全集中して前倒ししてでも打ち上げてほしいし,それまでの間に線状降水帯の予測についての地上側でできる方法を考案して実施してもらいたいものである。2030年からの運用だとすると,あと5年もの間は線状降水帯についての手探り状態が続くからである。

 打ち上げるロケットにしても,国産H3にこだわることなく,他国の実績のあるロケットを活用して確実に打ち上げることを目指してほしい。

 同時に,本当にここ2年で大幅に進化したAIを利用した予測手法についても,全力で取り組んでもらいたい。というのも,もはやリアルタイムの画像が得られたからといっても,1分後の予測を正確にできるという保証がないような気象状態だからである。申し訳ないが,もはや天気予報への期待度はほぼゼロになっている。雨雲レーダーのイメージを見て,外に出て雲の色と大気の温度を感じて,そして自分で判断することしか,できないと思っている。「日本全国,大気の状態が不安定で,どこでも雷雲が発生して,大雨や雷になる可能性があります」では,予報になっていないからである。