jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

中国西部やアフリカの砂漠の拡大防止策は現実的で応援したい--太陽電池パネル設置のために山や国立公園を切り開く愚策をする日本

MSNタクラマカン砂漠での大規模な砂除去-彼らは何の準備をしているのか」という動画を見た。中国西部に植栽をして砂漠の侵攻を抑えるプロジェクトだという。ほかにも,アフリカのサハラ砂漠での緑化活動の話題も提供されている。

 地球全体が二酸化炭素などによる温暖化が進行していることは話題になっているが,これに伴って砂漠化が進行していることについては,イメージはあったものの特に日本では実感できていない点だった。冬から春のかけて中国から飛んでくる黄砂が厄介だ,という印象はあっても,これが地球の砂漠化と関係しているとはイメージしにくい。この動画では,北京も砂漠化の影響を受けていることを示している。

 植林や緑化,そして農業生産などの努力が行われているとすれば,これは素晴らしいことである。かつて日本の大手メーカーが,砂漠の緑化のために地中に吸水樹脂の層を作る技術を紹介していたが,その後実際はどうなのだろうか。二酸化炭素を出さない再生可能エネルギーの利用ばかり宣伝されている(実際は太陽電池パネルなどの製造のために大量の電力を消費し,その電力は化石燃料の消費で作っているので,二酸化炭素を大量に放出してしまっていると考えられる)が,砂漠化を防ぐ緑化を進めれば,二酸化炭素の吸収も進められるので,こちらが重要にも思える。同時に,食糧生産量も拡大できれば,人類にとっては有益な方法である。

 折しも,日本では太陽電池パネルを使う大規模発電施設(メガソーラー)の設置についての制限を進めることになった(メガソーラー、新規事業の支援廃止へ 国と自治体の連携強化も 政府が対策パッケージ決定 - 産経ニュース 2025/12/23)。大量の太陽電池パネルを新たに設置するために,山の斜面の森林や北海道の湿地帯の自然を開墾するという愚策が日本各地で進められている。自然を破壊しておいて“再生可能エネルギー”と言うなど笑止千万なのだが,これが実際には普通に放置されて進められてきた。おかしな国である。

 アフガニスタンで砂漠に水路を作って農地に転換した中村哲医師の話は,たびたび伝えられる(【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】奇跡 砂漠で田植え 死の谷に命吹き込む水 | 中村哲医師特別サイト「一隅を照らす」-西日本新聞)が,島国日本にいる限り,地震に怯えなければならないものの,水は豊富に使えるという恩恵を当たり前と思うのが日本人だろう。災害で停電,断水があっても,それが復旧するのが当たり前,という意識が抜けない。

 技術は一流でも,実行力がないのが日本人なのだろうか。井の中の蛙であるとともに,ゆでガエルでもある。海外に出るのが詐欺グループだけとも見える現実が情けなく思う。せめてもっと技術をアピールできないものだろうか。