jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

子どもたちの手本になる行動を

新型コロナウイルスの最中,学校が再開され,子どもたちが学校で勉強する時間が増えてきた。マスク着用は当たり前。フェイスシールドを用意する学校もある。今日の報道では,それぞれの机の左右と前についたてを取り付けてある場面も見られた。透明なついたてならともかく,ダンボールで囲った形のついたても見られた。試験を受けたり,図書館で自習したりするのならともかく,授業をこのついたて越しに受けるのは,かなり厳しいだろうと思われる。

 席の間を空けること,トイレや給食の配布時に前後の距離を置くために足元に印を付けるケースなども普通に行われている。登校時や教室入室時のアルコール消毒なども行われているようだ。換気も定期的に行われるが,冷房の効きが弱くなるため,この夏はかなり厳しいかもしれない。小学校,中学校まではだいたいは徒歩通学なので,登校時の間隔を空けたり,おしゃべりを少なくしたり,などでも感染拡散のリスクを減らしている・・・というのだが,本当にここまで必要なのかな,という気もする。

 普通の授業中は,話をするのは先生で,生徒は時間中に数回ずつ発言する程度。ならば,マスク程度でいいのではないか。先生はフェイスシールドはした方がいいと思うが。先生の管理が行き届かない休み時間は,おそらくマスクだけで友達どおしが集まって大声で話をしているに違いない。ここでの感染拡大を防がなくて,授業中だけの対策では不十分さを感じる。とにかく,先生も子どもたちも大変な努力をしているのだ。

 一方,街中の大人はどうだろう。非常事態宣言が解除され,東京アラートも解除され,観光業や店舗,イベント会場などは,慎重な対策を施しながら仕事を再開した。しかしそのお客側はどうだろうか。いきなりマスクなしで大声で談笑しながら歩く若者を多く見かける。マスク装着率は60%に落ち込んだ印象である。

 確かに,夏日が続き,暑い最中にマスク装着は厳しい。それでも,外出制限を解かれて外出する際には,せめてナツノマスクを着用すべきで,会話も慎重にすべきなのではないか。飲食店の営業時間が延びたことで,アルコールの量も増え,さらに気が大きくなってしまう大人たち。これでは子どもたちのお手本にはならない。新型コロナウイルスとの共存,熱中症防止,他人との適切な距離の取り方など,常に頭の中で計算しながら行動することが望まれる。それが大人ではないか。運転免許証を取ったら,どのようにクルマを動かしていいのではない。基本的な交通ルールに従い,ときには周りのクルマと協調し,しかもより環境と財布に優しい運転をする。それが大人ではないか。

 自粛と自衛,これに『自覚』を加えて,頭を使った行動を取りたいものである。さもなければ,スマホに組み込まれたAIアプリによって,人間の行動の監視と制限がされてしまう時代が来てしまうかもしれない。しかし,新型コロナウイルスは感染の自覚のない非症状者の行動をどう制御するかが求められている。判断力のなくなった老人の監視・制御にも役立つかもしれない。いや既に,google Mapにはそのような機能が盛り込まれているのかもしれない・・・。