jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

改めてクラスターを考察する--結局は「強制換気」がなかったことによると断言する

新型コロナウイルス禍の拡大拡散パターンを考えてみると、やはり狭い室内でのクラスターが最も確実に感染力が高い。現在の飲食店でのパーティションや換気、黙食などは理にかなっている。飲食店でとりあえずクラスターが発生したのは、集団による飲み会のみで、条件を満たしていないからである。筆者の見地では、もう少し強力な強制換気が必要だが、最低限は実行されているとしよう。

   病院や介護施設でのクラスターは、残念ながら、連続強制換気ができていなかったからである。空調はあっても換気が十分ではない。筆者宅での感染拡大パターンを見ても、強制換気に踏み切るまでのあっと言う間出来事だった。

   スポーツイベント会場では、どうしても応援で声が出る。間隔をあけるだけでは不十分である。もともと、風の影響を受けないように設計されたドーム競技場なので、換気は今一つである。観客席だけでも、強制換気の方法を新たに開発する必要がある。

   電車は結局、何の対策も打たなかった。席ごとにパーティションを付けるべき、という提案もなければ、強制換気の追加もされない。会話禁止もされない。不特定多数が30分以上も同じ空間を共有するなど、他ではあり得ない。しかも、濃厚接触ですら、特定できない。感染者が乗って感染拡大しても電鉄会社は責任を取らないし、原因の立証も難しく、感染罹感した人はまったくの泣き寝入りである。無責任も甚だしい。

   中国的なロックダウンは行き過ぎだとしても、日本人は改めて自己中だと感じる。

   今や、街中がクラスターになっている。とにかく自分の周りの空気を淀ませないことと、他人の空気を吸わないことを、いかに実現するかを、考えなければならない。感染拡大当初に実験したエアカーテンを、もう一度考えるタイミングかもしれない。