気象モデルが温暖化によって使えなくなった--オオカミ少年で経済的被害 - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/8/17)と書いた。おそらく現在は500mメッシュぐらいの細かさでスーパーコンピュータが1分単位ぐらいでガンガン計算し続けているのだと思う。
しかし,表示が細かくなった分,今自分がいる場所の予報が時々刻々変わる。さっきまで雨の予報だったものが5分後には雨ではなく晴れだったりする。予測が細かすぎて,かえって正確ではなくなっているように感じる。
積乱雲が急に発生し,これが一気に直径2kmぐらいの雲になって,100mmぐらいの大雨になる。2024/8/22夕方の港区の大雨がまさにこのパターンである。都心に近づいているころはもっと小さな雲だったが,一気に山手線の半分ぐらいの雲に成長した。
寒冷前線などの前線は,その前後の大気の塊の境界線なので,規模が大幅に変わるわけでもなく,左右にずれても結果としては変わらない。しかし,ゲリラ豪雨の積乱雲は,見た目ではゼロの場所に突然発生し,一気に成長する。進む方向すら予測しにくいし,規模も予想できない。
「午後は大気が不安定になる」と言われても,折りたたみ傘を持ち歩くぐらいしか手がなく,いざゲリラ豪雨が降り始めたら折り畳み傘では役に立たない。長い傘でも歯が立たない。
現在,筆者が信頼しているのは,雨雲レーダーの今の状況と,風の向きの情報である。それも5分先を予測して行動するだけである。
もともと,常に折り畳み傘は持ち歩いている。近年は,強風に対応できるモデルに切り替えている。また傘の直径も徐々に大きくなり,現在は直径75cmというモデルを使っている。しかし,耐風対応といっても傘の直径が大きくなればそれだけ煽られる力も強くなる。膝ぐらいまである長いレインコートや,カバンに掛けるカバーも持ち歩く必要がある。靴も耐水性のあるものを選んでいる。
これまでの「確率◯◯%」という天気予報で十分なような気もするのである。