jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

車いす,シニアカー,電動キックボードなどの低速モビリティの重心が高すぎないか--座面を地上20cmぐらいまで下げる提案

街中で電動キックボードをずいぶん見かけるようになった。多くは2輪で,タイヤサイズは直径10cmぐらい。車体の重さは20kgで,立ち姿での乗車なので,全体の重心はドライバーの重心よりは低いが,地上から80cmぐらいと思われる。ハンドルの幅は30cmぐらいである。

 自転車の場合,ママチャリだと車体の重さが15kgと意外に思いが,ロードバイクなどは7~8kgと軽い。全体の重心はほぼドライバーと同じであり,地上から1mぐらいにある。ハンドルの幅は,ママチャリだと70cmほどあるし,ロードバイクでも50cmはある。レース用の自転車だとハンドル幅は30cmもない。

 問題は,スピードである。自転車では,時速20kmは普通に出せるので「慣性の法則」によって左右に倒れにくくなっている。道路の凹凸による上下方向の力も,高い重心のおかげで左右にぶれることは少なく安定した走行ができる。しかもタイヤの直径が26インチなら66cmもあり,少々の段差は問題なく乗り越えられる。ハンドルを手前方向に引いて段差の衝撃を吸収することもできる。

 これに対して電動キックボードでは,歩道走行時は最高速度で時速6km,車道でも時速20kmが限度である。重心が中途半端に低い位置にあるため,左右の安定性は悪い。しかもタイヤの直径が小さいため,方向変更するハンドルの切れも悪い。凹凸を越える場合など,いったんバランスを崩した場合,身体の動きだけで立て直すしかない。その場合,自転車ならハンドルに加えてサドルに座っている腰で,バイクなら燃料タンクを挟んでいる脚で,車体を支えることができるが,電動キックボードではハンドル以外に車体を支える部分がなく,脚で踏ん張るか,体重を移動するか,あるいは降りて停車するかしかないように思える。車道を走っているときは特に危険な気がする。

 同じように重心を考えたとき,車いすシニアカーといった座面に座るタイプの低速モビリティーもやや心配な面があるように見える。

 いずれもまだ未体験なのだが,通常の座る動作をするために座面の高さは椅子と同じ50cmぐらいにセットされているとする。座っているから安定しているように見えるのだが,今度は車いすだと基本は左右の2輪,シニアカーだと4輪になり,前後の凹凸だけでなく左右の凹凸や道の傾きまで影響してくる。

 いずれも歩道走行が原則なので,時速は6km~10kmと遅い。歩道はもともとなぜか車道に向かって緩やかながら傾いている。基本的に常にこの傾きを気にして走行しなければならない。そこに段差があると,さらに大きく傾くのだが,重心が高めのためバランスを失いやすい。

 手動の車いすの場合は上半身の態勢移動でバランスを取れるが,電動車いすシニアカーではそのまま転倒してしまう可能性がある。問題はいずれも重さが30kgほどもあり,1人では起き上がらせることができないことである。

 筆者としては,座る際は通常の椅子の高さだとしても,走行時は座面を20cmぐらいまで下げて,ゴーカートのような低い態勢で運転できるような設計が望ましいように思っている。

 脚力がある間は自転車でスイスイと行動したいところだが,電動キックボードはやはり乗りたくないし,いずれお世話になるかもしれない車いすシニアカーにはもう一段階上の安定性,あるいは安定感が欲しいと思ったしだいである。