jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

関西万博の横で統合型リゾート(IR)の起工式--このタイミングでの工事開始はいかがなものか

国内初のカジノを中核としたIR、万博会場の隣接地で起工式…ホテルや国際会議場なども整備 : 読売新聞 (2025/4/24)。関西万博と同じ夢洲の万博隣接地での着工である。

 なんだか節操がないな,というのが筆者の率直な感想である。もともとカジノを日本に誘致するなど言語道断という立場を取っているのだが,まさか万博会期中に隣接地で工事を始めるとは思わなかった。

 万博を訪れた人たちに対して「むこうで始まった工事はギャンブルの施設づくりだよ」と説明することに,筆者なら恥ずかしくて言えないのだが,主催者側はまたとない宣伝の機会だと思っているのだろう。

 2025年大阪・関西万博がめざすものは,①持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献,②日本の国家戦略Society5.0の実現,なのだそうだ。SDGsについては,まあ大屋根リングをそのまま残すのだろうという予測をしているが,本来ならリユースを目指していたはずが言葉のあやになってしまっている。もう1つのSociety5.0については,次のように書かれていた。

 「Society 5.0」 とは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を
高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会です。狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く、新たな社会を指します。IoT(物のインターネット)、AI(人工知能)、ロボティクス、ビッグデータ、バイオテクノロジーといった技術により様々な地球規模の課題が解決される社会

 国は,工業社会を捨てるようで,カジノはまさにバーチャルのカネを動かす産業である。おそらく,万博のパビリオンも最終的にはこの統合型リゾートに吸収される形で「リユース」され,めでたくSDGsを達成した,と後付けすることになるのだろう。なんだかペテンにかけられたような気分である。つまり,万博で赤字が出ても,それに続くカジノで元を取ろうという作戦なのだろう。言い方は悪いが,やっぱり大阪商法だな,と思わざるをえない。

 せめて万博が終わるまで工事を待てなかったものか,と思ったので,一言書かせていただいた。