jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

米露交渉は「ウクライナ抜き・欧州抜き」ではなく,糸口を開く第1歩--下手に騒いだことで泥沼に

筆者はトランプ支持派でもないし,トランプ大統領のやり方が正しいとは思っていない。しかし,ウクライナ紛争の解決に向けてまずプーチン大統領と電話会談し,2月18日にはアメリカとロシアの高官(外相)による協議が行われることについては,交渉の糸口であり,第1歩目だと見ている。というのも,トランプ氏のアメリカ大統領就任でガザ侵攻もウクライナ侵攻も「停戦」の可能性が出てきたからである。トランプ氏はひょっとしたら“現在のキリスト”かも--あるいはデーモンか - jeyseni's diary (2025/2/13)と書いたのも,これまでいろいろな人に停戦の声を上げてほしいと言っても実現しなかったからである。

 しかし,米露外相会議に対して,ウクライナのゼレンスキー大統領が「ウクライナ抜きの会談は認めない」と発信し,欧州各国も否定的なコメントを出したことで,残念ながら最初の1歩でつまずいた形になった。おそらく,トランプ大統領はもはやウクライナに手を出すこともなく,NATOからも脱退を宣言することになるだろう。

 大国同士によってある種の妥協案を引き出し,それを基にウクライナが飲める案まで交渉を繰り返すという糸口となるはずだったのだが,もはや妥協案は出ないということになる。

 太平洋戦争の終末で,日本は北方領土を当時のソビエトに領土を取られたままで現在に至っている。戦争とはそういうものなのかもしれないと納得している部分もある。この妥協がなければ,いまの日本は存在しなかったかもしれない。天皇文化に対して造詣の深い研究者がアメリカにいたことも幸いした。

 一方で,ゼレンスキー大統領は妥協できない立場にある。厄介な状態にある。しかも,長年ソビエト(ロシア)の脅威にさらされていたヨーロッパ各国も,アメリカがNATOを脱退すればかなり立場が危うくなる。

 まず,「それぞれの考え方を聞く」ところからスタートし,戦争犠牲者となっている両国市民や,戦闘に借り出されている一般市民や他国籍の兵士などの問題を,上層部がどう思っているのか,聞きたい。そこから領土問題などを話し合える雰囲気にしていくというステップが必要だろう。

 残念ながらどの国にも日本の天皇陛下に相当する平和の象徴が存在しない現状では,経済面でのすり合わせをするしかないと考える。

 とりあえず,ゼレンスキー氏が無謀な行動に出ないでほしいと願うばかりである。