タブレット学習なら漢字を手書きする練習を--効率のための導入は逆効果 - jeyseni's diary (2025/6/30)の中で「スマートフォン・タブレット用筆ペン」というタッチペンについて紹介した。Rebonallyの筆ペン|Rebonally | iPhone・iPad 関連オリジナルアイテムというのが,筆者的には本命製品である。2017年ごろにいろいろなサイトで紹介されていて,書道家の人も評価されているので,ぜひ購入したいと思ったのだが,2025年現在,生産が中止されており,販売サイトにも在庫がない状態である。取り急ぎ,「タブレットが学校に普及してきた今こそ,必要な製品です」と訴えて,生産再開をお願いするコメントを書き込んだところだが,残念ながらまだ回答はなく,生産再開の動きもなかった。
同サイトで紹介されているスマホアプリ「ZenBrush」をスマホにダウンロードし,指や低価格のタッチペンでなぞってみたところ,結構,書道っぽい文字を描くことができ,ちょっと感動した。ただタッチペンだとディスプレイ上の滑りが悪いため,やはり筆の感覚を試してみたかった。
もう1つの候補として見ていたのが,タッチペンに筆の感覚を!タッチ筆ペンver.2 – Fluke Forestという製品である。ちょうどバージョンアップされて,それまでの絵筆風から毛筆筆風になったタイミングだった。
スマホでZenBrushを起動し,タッチ筆ペンで描いたところ,なかなかの出来栄えに筆文字が浮かび上がった。
そこで,あえてマイナーなタブレットに挑戦--TCL NXTPAPER 11がやってきた【追記あり】 - jeyseni's diary (2024/11/24)で導入していたタブレットを久しぶりに取り出し,ZenBrushをインストールして試してみたところ,かなり大き目の字を描くことができた。タブレットを横置きにすると,半紙の幅ぐらいになるが,1文字を入れるのもややギリギリという感じだった。こうなると,さらに大きいタブレットが欲しくなるかもしれない。
また,文字のカスレ具合もそれなりに表現されるので,電子ペーパーディスプレイでこのアプリが使えるようなら,いよいよ習字っぽくなるかもしれない,という期待がある。この日本伝統の「毛筆」という世界で,タブレット(液晶,NXTPAPER,電子ペーパー),毛筆タッチペン(太字用,細字用),毛筆アプリ,篆刻印,そして「電子書道展」といったところまで展開できないものかなと,思ったりした。