jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

女性は全体繁栄を目指し,男性は個人出世を目指す--世界の平和を取り戻す方法を考察してみた

21世紀の世界は,新たな混乱の時代になっている。ロシアとウクライナ,イスラエル・アメリカとイラン,中国とアメリカ,イスラエルと国連。そして長年続く中国と台湾の関係も一触即発である。

 どの対立の構図を見ても,その先頭に立っているのは男性リーダーである。その背景には軍事力がある。核兵器という切り札もある。抑止力と言いながら,もはや次の瞬間に核兵器の使用があってもおかしくないような段階に来ている。

 結局,相手を降参させるか壊滅させるかまでしなければ気が済まないのが,男性の性(さが)であるように思える。弱みを見せることは一切しない。妥協しない。ある意味で美徳でもあるが,思考が単純だと言うこともできる。

 この世界の混沌の時代に,20世紀の地球一体化に貢献した日本が,まったくカヤの外にいることが信じられない。軍事力を持たず,経済発展で世界平和に貢献してきた実績がどこにも見られない。

 そういえば,今や日本文化の代表とも言われるアニメにしても,世界に受け入れられているのはチャンバラものや世界征服の戦い,ニンジャといった争い系がほとんどで,その主人公は男である。戦いの代替としてのスポーツものも,男性の主人公やチームばかりである。

 一般社会でも,攻めの構図は男性の経営者である。いいモノを作って受け入れられる仕組みを作るより,相手のモノを蹴落とす仕組みで勝ち上がっていく。自分が豊かになれば犯罪を犯そうが相手を抹殺しようが,歯止めとなる理性が働かない。院産な殺人事件や詐欺事件が毎日のように発生する。人間の理性はどこに行ってしまったのだろう。

 新しいものを産み育てるという意味で,女性の位置づけは絶対的である。生まれた子供が育っていく環境を用意しなければ,繁栄にはつながらないことを,身を持って感じることができるからである。

 一時期,世界各国で女性の首相が選出された。かつてのイギリスのサッチャー首相やドイツのメルケル首相を筆頭に,オーストラリア,ニュージーランド,イタリアなどに女性リーダーが誕生した。しかし,2026年現在では,イタリアのメローニ首相と日本の高市首相の名前があがる程度になってしまっている。

 女性リーダーの時代は,基本的には平和な世界へ舵が切られていたように思う。環境問題がテーマとなり,SDGsという概念も掲げられた。しかし,現在のような軍事的混沌の世界では,平和という言葉が空虚に聞こえてくる。もともと平和のために発明したダイナマイトが戦争の道具として使われたことを反省して設けられたノーベル賞だが,そのノーベル平和賞の対象となった人物や団体が世界平和に対してほとんど無視されているのが虚しい。

 新しいモノを生み出し,世界を豊かにすることで平和に貢献した戦後の日本は,どこに行ってしまったのだろうか。高市首相の代になって,憲法改正論が急速に進み,防衛力という名の軍備拡張が進みつつあり,武器輸出の枠組みも拡大する方向にある。何となく,火に油を注いでいるように見えるのである。

 アニメにしても日本食にしても,結局は個人レベルの文化である。すでに世界各国で模倣品が作られ,エセ日本食が蔓延してしまった。そのレベルでの主張は,何の意味もない。喫緊の世界全体の混乱を引き起こした世界の石油依存体質を一変させる技術力を持っているのが日本である。何度も書いているが,水素エネルギーへの転換を図り,石油依存をなくすぐらいの徹底的な政策を打ち出さないと,日本はなくなってしまう。

 電力を生み出す燃料としての水素ばかりでなく,水素でエンジンを動かす技術や,水素からナフサを作り出す技術も日本は持っている。水素製造については,赤道に近い協力国に太陽電池パネルの電力を使って水の電気分解で製造し,日本に搬送する必要があるが,その後の工程は唯一日本だけが持っている。レアメタル代替技術も,日本は持っている。

 戦後の日本は,小型自動車や家電製造で世界を豊かにすることに貢献してきた。21世紀の現在,水素エネルギーとともに,植物工場や陸上養殖による安定的な食糧供給の仕組みをベースとして,世界に貢献する最後のチャンスだと思うのである。

 しかし,軍事,天皇制などとともに,中東以外からの石油調達といった目先の政策に翻弄される日本は,嵐が去ったあとに何も残ろないのではないかと危惧する。

 一方で,女性の社会進出を推進することで,結婚・出産に進まない女性が増えたことで,かえって日本の国力が下がってしまっているようにも見える。人口減少によるコンパクトな国家体制にするのも1つの案だが,そこに向けての政策が何も聞かれない。教育現場の崩壊も進んでいる。目先の問題の解決と並行して,将来ビジョンを提案しないと,気がついたら何も残っていないことになる。エネルギー関連,食糧関連での世界貢献を,日本の政策のもう1つの柱にすべきだと改めて主張したい。