jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「濃厚接触」という言葉が油断を招いた

新型コロナウイルスの感染をここまで拡大させたのは、「濃厚接触」という言葉に医学界も厚労省もマスコミも鷹をくくったからである。

 

濃厚接触は、英語のDeep Contact の訳だと思われる。少し前なら性病やエイズの感染パターンである。肉体的な濃厚な接触というイメージがある。ディープキスやセックスなどの接触を思い起こさせる。

 

 

しかし、実際は「同じ場所にある程度の時間同時にいる」ことだけでも濃厚接触の範疇に入る。感染者の飛抹が掛かる距離にいること、何らかの面と向かっての会話があったこと、さらに感染者の手が触れた箇所に触れたことなどが結果としての感染拡大につながっていることを考えれば、これはもう「日常的な出会い」の状態でも感染の可能性があると言わざるを得ない。

 

ダイヤモンドクイーンのように、閉鎖された「日常的な出会い」の場を延々と続けさせたことによって、非感染者への感染が拡大したことは残念でならない。

 

早く言い方を変えないと、いつまで経っても咳・くしゃみマナーのことばかり問題になって、感染拡大の阻止などできなくなるだろう。先に挙げた人たちが、甘く考え過ぎたと早く気がついてほしい。