jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

シオノギのワクチンは間に合うか

日本製ワクチンの安全性と効果は? 医師は「選べるシステムが必要」(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース 2021/7/10。この記事では,シオノギ製薬で開発中の遺伝子組み換えたんぱく質ワクチンが紹介されている。

 国内では,ファイザー社製ワクチン接種後の死亡例が354件,モデルナ社製ワクチンで1件があり,仮説として日本人の平均体重が欧米の半分なのに同じ量を接種したことで副反応が大きく出た,という可能性が書かれている。両社とも「mRNAワクチン」という新しい手法で作成されたために,体内での抗体が多く作られ,効果は強いが副反応も強いという結果になっているようだ。

 国内で開発中のワクチンは,抗体を接種する形となり,適正量の抗体が体内でできるため,副反応が少ないという。インフルエンザワクチンなどで実績もあるという。しかし,効果がやや低いのは,インフルエンザワクチンと同様なのかもしれない。

 筆者は,日本人は国産ワクチンを欲しているのではないか,と書いた 愚直なワクチン開発も進めてほしい - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/6/5。生産,認定までに時間がかかることと,これだけ早く変異ウイルスが出てくることに対応できるのかが心配だが,繰り返して接種するにはこの“愚直ワクチン”がいいのかもしれない。

 同時に,特効薬の開発も必要である。インフルエンザでも,ワクチン接種を受けても感染はする。しかしワクチン接種により重症化は防げる。一方,特効薬があるので,ワクチン接種をしていなくても,数日で症状を抑え,回復することができるようになっている。

 COVID-19の場合は,潜伏期間が長い,症状が出る前に他人への感染の可能性が出てくる,という意味で,集団免疫を作る必要がある。ワクチンをなるべく安心して全員が受けられることと,特効薬で治療ができる,ということが,必要だろう。