ペットボトルで簡易のライフジャケットを作る方法を調べてみた--世の中にはまだないが,メッシュジャケットでの工夫がオシャレかも【追記】 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2024/9/1 で簡易ライフジャケットを作る方法をいろいろと模索しているうちに,ふと「プチプチを使えないか」というアイディアが浮かんだ。プチプチとは,気泡緩衝材のことである。空気が小さい部屋の中に閉じ込められており,浮力の元になる。
手元にあったプチプチを見てみると,以下のような寸法になっている。
1個のプチの直径が10mm,高さ2mm,長さ11cmの間に約10個並んでおり,11cm四方の中に約100個ある。
これを生で計算すると,1個の体積は3.14×(10/2)^2×2=157mm3=0.157mL。1m四方の個数は,100×100×100/(11×11)=8264個。単純に掛け合わせると1m四方に含まれる空気の体積は,1298mLとなる。なんと500mLペットボトル2本分を超える。
実際は,半分つぶれた形をしているので約1/2としても,500mLはあることになる。
ということは,幅1m,長さ10mのプチプチがあれば,大人を浮かせて支えられるのではないかと計算されるのである。幅1mのプチプチを身体に巻き付けるのは難しいので,これを半分に折って幅50cmとし,胸の位置でぐるぐる巻きにする。少し余裕をもって巻いた方がいいかもしれない。最後は調整が効くように紐を上から巻いて固定する。ちょうど浮き輪をしたような形になるかと思われる。
これを書いた時点では,まだ机上の計算に過ぎない。ただ,ペットボトル方式よりも身体に密着することで安定するメリットが考えられるのである。あくまでも素人考えなので,保証は一切できないが,意識を失っている状態で呼吸を確保する方法としては,ペットボトル方式よりも合理的なように思えているのである。
【追記】1m四方程度の大きさのプチプチシートを筒状に巻いて,水中に沈めてみた。たしかに500mLペットボトル程度の浮力がありそうである。ただ問題があるとすると,シートの間に水が入ることで,これが身体の重みに加わるような感じがすることである。一般的なライフジャケットのような発泡スチロールやペットボトルのように浮き部分に水が浸入してこない方が浮力を維持できそうである。