jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「万全の対策」は存在しないが,店舗や交通機関入り口で足止めして抗原検査であぶり出すしかない。

アクリル板に空気清浄機「万全の防止策取ったが」…スナックで変異型感染21人 : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp) 2021/4/30。

 スナック,カラオケとくれば,アルコール提供はあったろうし,カラオケをするなら窓を開けて換気することは基本的にない。空気清浄機は室内の空気を回すだけだし,アクリル板でツバキは防げてもマイクロ飛沫はそれを迂回して飛散する。検温も,店員のフェイスシールドも,カウンターの仕切りも,すべて対策したとのことだが,残念ながら「万全」ではなかったことになる。

 飲食店が,新型コロナウイルスへの対策として,アクリル板の設置や席間の距離空け,換気扇の追加など,次から次へと対策設備の導入を余儀なくされている。その認証も求められ,山梨県のように抜き打ち検査や客からの申告などの仕組みも導入され,がんじがらめの状況で営業を続けているが,ウイルス感染拡大の抑え込みがまだ完全ではない。

 あとは,従業員および客に対して「抗原検査」をしてから入室してもらう仕組みを導入しなければならない。ニューヨークで,バーに入る前に抗原検査をして10分後に結果が出てから入る,という仕組みを紹介した 移動をしたい人は,抗原検査キットで自宅で陰性を自己証明すべき - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/11/28。精度はともかく,とにかく感染の疑いのある人を入室させてしまったら,あとはロシアンルーレット状態になってしまい,どのような対策を取っても感染拡大の危険を免れるわけにはいかない。

 ワクチン接種をしたとしても,その人が感染を受ける確率は下がるかもしれないが,感染を持ち込まないという保証にはならない。したがって,飲食店でもホテルでも,あるいはイベント会場でも,入場前のPCR検査,抗原検査陰性確認が必要なのではないか ワクチンパスポートではなくPCR検査陰性パスポート - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/2/22。体温測定で反応が出るような人は,すでに体調が悪い状態なので,もはや判断の決め手にはならないような気がする。

 それでも,ワクチン接種は自治体がようやく初めて自分たちの町の住人全員の状態を確認できるチャンスである。高齢者にはまず予約券を送るのはいいが,その他の人には現在の体調をヒヤリングするアンケートを送り,状況を把握するといいだろう。体調が怪しい人には抗原検査キットを送って陽性者のあぶり出しをするなどの行動が取れる。

 しかし,多くの人は自分が感染していることをひた隠しにするだろう。先のスナックでも,ちょっとした不調があっても参加していたのではないかと思う。これが感染拡大の元凶jである。意図的に感染を拡大させようとする人はいない。ならば,移動したい人,飲食したい人をいったん足止めして,検査であぶり出すしかない。