jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

坊主頭は反社会的組織のイメージ--このステレオタイプは消えない

筆者は,古いタイプの人間である。男性の立場,女性の立場,仕事と責任など,すべて何らかのステレオタイプを基準にしている。

 これまで多く書いてきたブログに,たびたびそのステレオタイプが現れている。オシャレにしてもお化粧にしても,男はこうあるべきだ,女はこうあるべきだ,というステレオタイプの考えを持っている。

 たまたま映画チャンネルで昔のヤクザ映画の宣伝を見た。親玉は別として,子分は丸刈りの坊主頭である。多分に映画のイメージ作りのせいもあるのだろうが,筆者の個人的な感情の中に,悪い人というイメージは形勢されてしまっている。

 一方,筆者自身は市立の中学生の3年間を丸刈りで過ごした。これは校則だったと思うが,学校の伝統でもあった。市内には市立中学が2校あり,いずれも男子は丸刈りだった。もっと言えば黒の詰め襟の学生服に学生帽だった。カバンは特に制限はなかったと思うが,今のようなデイパックなどなく,筆者は手提げの学生カバンを使っていた。肩掛けカバンも使わなかった。「質実剛健」が校風であり,丸刈りも長さによって「五枚刈り」「三枚刈り」「一枚刈り」などあり,筆者は一番長めの五枚刈りだったと思う。校内でいたずらなどをすると,バツとして一枚刈りにさせられる生徒もいた。

 まあ,いずれ伸びる髪なので,最初に丸刈りにしたとき以外は大した抵抗はなかったと思う。普通に頭をなぜれば髪はあるし,変に目にかかることもない。剣道部に所属しており,頭に手ぬぐいを巻くのにも問題なかった。水泳するときも顔に髪がかかることもなく,頭を洗ったあともタオルでさっと拭くだけで乾いてしまう。女子にはもてなかったが,みんな丸刈りなので,髪の問題ではなかったのだろう。そんなものだと思っていた。

 近ごろのお笑い芸人は,やたらと丸刈り,しかも剃るほど短くする芸人が何人もいる。これで黒いスーツ,黒いシャツで登場したり,逆に白のスーツで登場したりされると,筆者には反社会的組織の人物にしか見えない。しかも喋り方も荒っぽかったり,大声であったりすると,威嚇するのが目的でわざとそういう格好をしているとしか思えない。

 髪の毛が薄くなったために,それを隠さないために丸坊主にする人も増えている。これは仕方ないのかもしれないが,その場合は誤解を招かないように服装にもっと気を使ってほしいと思う。

 DDHが嫌い - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2019/6/26のブログである。ステレオタイプの筆者としては,デブ,デカ,ハゲが嫌いだと書いている。3年経ってもあまりその気持ちに変わりはないようである。男性は自らがどう見られているかを自覚せよ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/10/29 とも書いている。できない部分はあるにしても,できる部分は相手も意識すべきだと思っている。しかし,異性に話を聞くと,外見は気にしないとよく聞く。相手を立てているのだと思うが,あまり格好をつけなくてもいいんじゃないだろうか。もっとも,いくら努力しているつもりでも筆者が異性に関心を持たれることは極めて少ないのだから,筆者が間違っているのかもしれない。

 肌の露出が多いのは,男は気持ち悪く,女性は不用心だと思うだけである。

 芸能人が不祥事を起こしたときに,丸刈りにして記者会見をする場面を時々見かけるが,筆者からすれば,3ヶ月すれば元の髪になるのにこれを反省の姿だとは思えない。ただのパフォーマンスとしか見えず,返って心証は悪くなっている。土下座も辞任も,一過性のものでしかない。一般人はただ地獄の底に落ちるだけだが,一度権力を持ったものはほぼ間違いなく裏の社会で生き残れることになっている。カネが絡んでくると,必ず裏の世界に通じていると考えると,芸能界も政財界も医歯薬界も,裏で反社会的粗組織とのつながりがあると確実に思ってしまう。

 自民党統一教会の癒着も,もはや明確である。信者を組織と結びつけるための献金と,党員を党と結びつけるための献金やパーティー券は,いずれも同じような構造による資金集めである。利害関係,投資に対する見返りという関係があることも明白である。