jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

AI大臣、AI官僚を作らなければ--総合的判断ができない

2025/2/13に備蓄米の放出がようやく決まった。農林水産省の発表で、前年実績からの不足分の21万トンと決まった。

備蓄米は5年間保管した後、安価で飼料用に払い下げられるという。現在の備蓄量が100万トンなので、その1/5、つまりおよそ1年分を今回放出することになる。

    さて、年間の流通量がどれぐらいなのかも調べないと、この放出量がどれぐらい影響があるのか分からない。農水省 7月指針 6年6月末在庫は156万トンと前年より41万トン減|一般財団法人 日本米穀商連合会(日米連) (2024/7/31)というのが,いろいろな数字を並べてある新しい情報と思われる。これによると,年間消費量は約700万トン,生産量は約660万トン,不足分41万トン,6月時点の民間在庫量が約150万トン,インバウンドによる需要増見込み5.1万トンといった数字が見える。

 月あたりの消費量は約60万トンである。単純に考えると,7月,8月,9月で民間在庫がほぼゼロになり,新米が出る10月に700万トンが民間在庫として積み上がり,そこから順次減っていくというサイクルになる。もちろん,早場米などが出荷でピークは前後するだろう。

 もし,民間市場に在庫がなくなって大変な状態になった8月でも,月に60万トンも必要だとすると,その時点で備蓄米21万トンを放出したとしてもほとんど焼石に水状態だったのではないかと思われる。

 民間市場ではおそらく,値段が上がることを見込んで出荷制限している業者は存在する。いや,ほとんどの業者が出荷を制限しているだろう。これを儲けのチャンスと見ているからである。消費者のことなど考えない。

 放出する農水省側も、「価格は市場が決める」といたって他人事のようなコメントをしている。放出量も単純な引き算で出しただけなのだろう。まったく知恵がないと言わざるをえない。

 そもそも,大臣はその道の専門家ではない。任命されて初めて勉強して答弁しなければならない。それをサポートするのが官僚なのだが,公僕意識などどこにもなく,保身,権益乱用までする輩が増え,予算案のためのやっつけ仕事しかしないような印象がある。

 せっかく伸びてきたAI技術は,こういうところにつぎ込む必要があると思う。過去のデータを分析し,市場の動きに合わせて柔軟に対応するアイディアを出せるAIが,政治にも必要だと考える。