jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「1970年万博」のワクワク感をお伝えしたい--テーマ曲の明るさ

「世界の国からこんにちは」。これは、1970年に関西で開かれた「万博」(万国博覧会)のテーマ曲である。残念ながら、歌詞をコピペできないので、検索していただきたい。

 筆者は、演歌歌手の三波春夫さんが歌っている姿が印象に残っている。当時も現在も演歌にはまったくというほど興味はない。しかし、この曲の明るい雰囲気と彼の笑顔が印象深く残っている。

 万博の目玉として、人類が初めて月に降り立ち、そこで採集した月の石が展示されるアメリカ館があった。海外旅行もまだ限定的だったころである。世界各国の文化に触れられるこの万博は、日本人にとってワクワク感をもって受け止められた。来場者数はなんと6421万8770人だという。

 2025年5月の2025年万博の開催まで2ヶ月となった現時点でも、ワクワク感が一向に湧いてこない。何をテーマにした博覧会なのか、まったく伝わってこない。

 ひょっとしたら、アメリカは直前に展示を取りやめるのではないかと思うほどである。それほどに、まだお祭りをするような平和な世界になっていない。

2025/3/11時点のgoogle mapでの万博会場イメージ

 今日時点のgoogle mapでの万博会場を掲載してみた。たしか,すでにリングは完成しているので,もう少し工事は進んでいると思われる。どこまで仕上がるのか。

 ホームページも見てみたが,やたらにポップアップが並んでいるだけで,文字情報が極めて少なく,結局,展示館の一覧,各展示館の展示内容の一覧,といった情報がなかなか見つからない。しかもやたらにイメージ系の情報が乱立する。要するに,月の石に相当する「目玉」が見つからないのである。

 2005年に愛知県で開かれた日本国際博覧会愛・地球博)では,トヨタのロボット・冷凍マンモス・サツキとメイの家、の3つが目玉とされていた。入場者数は2,204万9,544人で目標の1,500万人を大きく超えた。2025年の関西万博は,想定来場者数が愛知万博を大きく超える2,820万人。何か目玉がない限り,失敗に終わる気がする。さらに,このgoogle mapで周辺まで見ると,海上にあるために交通・物流にネックがあるように見える。工事の遅れも,実はそんな単純な理由もあったのかもしれない。

 ビジュアル的な目玉であったリングが,海水の影響を受けているという。会期が終わったら分解して再利用すると言っているのだが,損傷なく使えるのだろうか。

 2025年の国家予算が,最終的に自民・公明の与党と,維新の野党の賛成によって可決成立した。この背景には,過半数割れ与党に野党を1党加えるのに,立憲,維新,国民のいずれの主張と妥協するかにおいて,最も国費(準備金)の流用が少ない1党を選ぶように財務省が画策した,というのが実情と分析されているが,政府与党としても,この2025年万博を実施しなければならないという意向から,大阪への招致に貢献した維新を選んだのではないかと,筆者は深読みもしている。

 新型コロナウイルス禍で,大阪府知事として大活躍した吉村洋文氏だが,維新の代表となってからの歯切れの悪さが気になる。昨今,SNSでフォロワーを集めるような発想の変な政治家が台頭し,票を集めていい気になっているおかしな状態になっている中で,若手,やり手で頑張ってほしい1人なので,できれば万博成功で花を持たせたいとも思うのだが,今一つ「推し」になれない。

 ここは逆に,「この万博の開催はやめよう」との決断をした方がいいのではないだろうか。能登半島地震の復旧が遅れている1つの理由として,建築資材や重機が現地で十分に確保できないことや,働き手が不足していることがささやかれている。直接の関係はないとは思うが,高時給のボランティア募集に人が殺到するような状況では,会期中は閑古鳥,会期が終わったら夢の跡,で雇用創出もできず,赤字が残るだけということになるのではないか。

 今さらで遅いが,この会場の周辺に「進撃の巨人」ばりの高い塀を築き,来るであろう南海トラフ地震津波の防波堤にするプロジェクトに転換してはどうだろうか。もしそれで大阪の被害が緩和されたとすれば,それは偉大なる成果として残るのではないか。