jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

東京都中央区の「自転車マップWeb版」を23区から全国に広めてほしい--今後の道路行政の参考になるはず

中央区ホームページ/自転車マップというのを見つけた。東京駅の東側の八重洲や日本橋などの自転車通行帯を表示している。PDFダウンロード版とWeb版があり,添付した図はWeb版のキャプチャである。google mapのマイマップを利用して描画している。

東京都中央区が作成した自転車マップ

 google mapを使って自転車が通れる歩道や通行帯のある道路を表示する方法については,すでに実験済みで,個人で進めるにはかなりの労力を必要とすることを報告した(google マイマップで自分用の自転車歩道通行可不可マップを作ってみる--自分の行動範囲は市内に限られるからか - jeyseni's diary 2026/2/10)。色分けについても,自己流だった。

 マイマップは自分で使うためなので,色使いなどは自分のイメージで作れてしまう。いわゆる「凡例」をうまく表示する方法がない。東京都中央区の自転車マップWeb版も,せっかくの色分けがどういう意味かが直感的に掴めないのがやや残念だが,PDF版が2025年12月が最新なのに対して,Web版はさらに情報が追加されており,精度を上げているように思える。ちなみに,水色のラインが「普通自転車専用通行帯」,紫色のラインが「ナビマーク+ナビライン(車道に青い矢印を塗布)」,緑色のラインが「歩道において歩行者と自転車の通行位置を区分」となっている。

 東京都中央区がこのマップを作った最初の理由は,これは筆者の勝手な想像だが,このマップで一番目立つオレンジ色の「自転車放置禁止」区域を示したかったのではないかと考えている。東京駅東側のビジネス街・飲食街がほぼオレンジ色に塗られており,ここに放置すると撤去する,ということを示したかったように思える。自転車通行帯の表示は,後づけのようで,水色,紫色,緑色で対応の仕方が大幅に異なるのだが,色分けではやや分かりにくい。

 要は,緑色のラインで示した「ナビマーク+ナビライン」の道路は,“歩道はあるが歩道走行は原則禁止”という,自転車にとっては危険な道路であり,とりあえず車道にクルマと自転車の車線を分けただけである。緑色だからといって「安全な道路というわけではない」。実際,筆者が作成した自宅周辺のマイマップでは,この通行帯を示した道路は赤色のラインを引き,「自転車の車道走行注意」道路であることを喚起している。

 とはいえ,ナビマーク+ナビラインが表示された地図としては,筆者が初めて出会ったものである。ところが,隣の千代田区などのサイトを見ても,同様の試みが見つからない。

 中央区は,東京23の各区に呼びかけて,同じ凡例を使って都内全域のマップを作るように声がけしてもらいたい。そして,東京都は各区の情報を統合したマイマップを提供してもらいたい。さらに,全国都道府県も,同じ基準,同じ凡例でマイマップを作成し,国民に提供してもらいたい。

 マップで可視化することにより,いかに日本の道路が自転車に優しくないかが明らかになるだろうし,それは今後の道路行政の参考になると思うのである。