jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

スタートしてしまった聖火リレーの件

2021年7月開催の東京オリンピック2020に向けて,121日にわたる聖火リレーが今日3/25に福島でスタートしてしまった。このデジタル時代になぜこのアナログな聖火リレーをしなければならないのか,しかも,緊急事態宣言は解除されたが,感染者数は宮城県も含めて増加に転じているこの段階で,延期,あるいは超デジタルな新時代の聖火リレーの決断ができなかったのだろうか。「オール・オンライン・オリンピック」で行こう - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/3/20。

 世界が,この新型コロナウイルス禍で苦しむ中で,アメリカと中国,韓国と北朝鮮など,世界情勢が不安定である。今どきの軍事政権がクーデーターを起こしたミャンマーも気になる。北朝鮮は,まさに今朝も弾道ミサイルの発射実験をしたという。

 そんな世界中が緊張状態にある中で,のんびり,にこにこ,ぎゅうぎゅうな“平和ムード”の聖火リレーが始まることを,世界の人はどう見るのだろう。だれも日本の奇跡などとは思わないだろう。「また日本は無謀なことをした」としか見ないのではないだろうか。

 今日もまた,聖火ランナーを予定していた有名人が数人,辞退した。筆者はこれが正しい感覚だと思っている。しかし,決めたことを辞めるという決断は,上の方の人ほど難しいのだろう。

 筆者は,このスタートした聖火リレーが世界からまた批判されるだろうと思っている。これからもまだ,辞退するランナーは増えるのではないかと思う。逆に希望者もそれなりにいるだろうから,どんどん補欠者を入れてつなぐのだろうか。

 しかし,辞退した人は自信を持っていいと思う。「やっぱり変だよ日本」の片棒を担がなくて済むからだ。

 あとは,ワクチンの国内生産(アストラゼネカのライセンス)を加速して,EU規制を受ける可能性のあるファイザーのワクチンの代わりを国内で提供できるようにすることと,特効薬としてのヒトモノクロナール抗体の独自開発を加速することがカギを握るだろう。