jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

花火演出のエスカレートに問題はないだろうか--仕掛けが複雑になるほど事故の確率も上がるのは常識

2025/8/4横浜みなとみらい海上で行われた花火大会で,打ち上げを行う台船での火災が発端となり,花火が次々と暴発するという事故が起きた(横浜 みなとみらい 花火大会で台船炎上 終了5分前に火災起きたか 研究家「低空開発が原因か」 | NHK | 神奈川県 2025/8/4)。

 筆者は,昨今のイベントの演出が派手になり,プロジェクションマッピングや花火の連射スターマインに対しての疑問を呈している(プロジェクションマッピングに関心があるかどうかで,万博が楽しめるかどうかが分かるかも(個人の感想です) - jeyseni's diary 2025/6/26)。この中で,「花火は職人技」である点は評価しているのだが,演出の派手さ,美しさを追及するあまり,どうも「花火が火薬製品である」ことに対する安全意識が希薄になっているような気がする。上記のNHKの記事中でも,打ち上げ花火の事故が「毎年30~60件」起きているという。

 現在の打ち上げ花火が,金属製の円筒での打ち上げとなり,筒の中での暴発による筒の破損といった事故は無くなってきていると思われる。しかし,スターマインなど,数十から数百の花火への点火をコンピュータによる電気式に行うため,多くの電線がつながれている。ミスや事故がないように明るい間にチェックはされているだろうが,開始は主に辺りが暗くなってから行われるため,最終チェックは暗い中で行われる。昨今は,急な雨などの天候不良もあり,接触不良やショートなどの可能性も否定できない。

 今回の横浜の事故は,1個の花火玉が高く上がらないうちに発火し,その火花が台船上で火災が発生し,その他の花火筒が火事によって加熱され,制御不能になって暴発を続けたようである。

 近年の花火事故による死者はないようだが,怪我人および火災の発生は起きている。技術的な何らかの安全策を考える時期に来ているのではないだろうか。